「かざぐるまデモ」カテゴリーアーカイブ

2018年かざぐるまデモ 「核の鎖を断ち切ろう!」

今年のモットーを掲げた横断幕      写真©Uwe Hiksch

2018年3月11日は日曜となったため、今年は一日前の3月10日土曜日にベルリンにおけるフクシマ7周年のデモを、例年通りSayonara Nukes Berlin(以後SNB)がNaturFreundeAntiAtom Berlinと共催で開催した。今年は寒かったことと天気が崩れるのが心配されたこと、原発に関する市民の関心が薄れてきていることもあって、どれだけ動員できるか懸念されたが、400名ほどのベルリン市民が参加してくれた。動員数としては少なかったが、デモの最中だけ天気に恵まれ、デモが終わってから雨が降り出したので、ラッキーだったと言えよう。

ブランデンブルク門前に集合       写真©Uwe Hiksch

今年のデモでも準備を去年の11月ごろから始め、まずSNBの中で話し合ってから、モットーを決めた。フクシマの事故をきっかけに運動を始めたSNBだが、脱原発を決定したと言いながら、ドイツではまだ完全に脱原発は実現していないし、核分裂性物質の製造は変わらずに行われていること、北朝鮮の核実験やそれに対するトランプ米大統領の脅しなどから核の脅威がまた強まったこと、ウラン採掘による世界各地での環境汚染と人権蹂躙は相変わらず行われていること、死の灰の置き場、最終処分の問題はまったく解決されていないこと、そしてもちろん、日本ではフクシマ事故の後、まだその影響が続き、故郷を失った人がたくさんいる、甲状腺がんを始め健康被害もどんどん出始めているだけでなく、まだ汚染のひどい場所へ避難した住民を帰還させようとしている日本が、海外に原発を建設しようとしている、しかも国が信用保証を与えようとしていることなどから、単に脱原発を言うだけでなく、その核の鎖全体を断ち切っていかなければ事態は解決しないので、そのことをテーマに上げることに決めた。それで、この鎖のそれぞれの環に対して演説者を選ぼうということになった。

パフォーマンスに加わる人々 写真©矢嶋宰
「原子力と安倍は…」 写真©Uwe Hiksch
Stralentelex/放射線テレックスのThomas Dersee                 写真©矢嶋宰

演説者に選んだのは最終的に、フクシマの現状報告にSNBを代表してベルリン自由大学元准教授福澤啓臣、放射性廃棄物処分問題に関しゴアレーベンの市民団体、原発事故及び放射線による健康被害の話をIPPNW代表Alex Rosen、ウラン採掘に関しAusgestrahltの代表Jochen Stay、核兵器に関してノーベル平和賞を受賞した団体ICANのドイツ代表、EURATOM問題点に関しNaturFreundeを代表してMichael Müller(同姓同名だが、今のベルリン市長とは別人)、ヨーロッパにおける新原発建設ブームに関しGreenpeace Energyを代表してChristoph Raschにそれぞれ話をしてもらう運びとなった。実際には、Michael Müller氏は病気でデモに欠席し、デモの最後に飛び入りで放射線テレックスの発行人であるThomas Dersee氏が去年のデモでも話してくれた、身の回りに「リサイクル」で戻されている放射性廃棄物の話などをした。

写真©矢嶋宰

今回のデモではしかし、これまでと違って共催したグループとのコミュニケーションがいろいろな意味でうまくいかないことが様々に影響した。NaturFreundeとAABはほかのデモやアクションで忙しく、去年末までに2回共同のミーティングを行った以外は一切一緒に話し合いができなかったのに加え、メールを通しての私からの度重なる質問やお願いにもほとんど返事が来なかったりしたことから、呼び掛け文作成の時から、最後のデモプログラムの詳細決定まで意思疎通が叶わず、デモになってみてそれが共通認識の違いになって表れ、私としては納得のいかない結果となってしまったことが多い残念なデモとなった。それが顕著に表れたのは、デモ隊がブランデンブルク門に戻ってくる頃、デモ隊の最後が到着するまでといった感じでアートパフォーマンスを行うことになっていたのに、

去年に引き続き大地・小野アートライブパフォーマンスSympathetic Cardiogram        写真©矢嶋宰

NaturFreundeやAABは、すべての演説が終わってからパフォーマンスを行うものと思っていたこと、いつから始めるかという話し合いができていなかったため、デモのドラム隊が到着するまでドラムを叩き続けていたことから、待機していた大地・小野チームが計画通りパフォーマンスを始められなかったなど、私としては二人に申し訳ないことをしてしまったと反省している。せめて進行予定表を前もって交換しておくべきだった。

デモは、13時に集合ということだったが、演説者の一人、ドイツ最大規模の反原発団体Ausgestrahltの代表Jochen Stayの到着が遅れ、さらに彼のインタビューが終わるのを待っていたため、開始が遅れた。警察からもクレームがついたせいか、進行関係者は苛立つことになった。カズマ率いるMad World Danceの核の鎖をテーマにしたパフォーマンスはインパクトが大きかったが、いつもと同じように、前に陣取っていないと見えない、時間が長かった、パフォーマンスが終わっても挨拶などが長かったために演説にすぐ移れなかった、演説が始まってみると、今度は一人5分という制約はほとんどの人が忘れて長々と話す人が多かったなどから、さらに出発が遅れた。

フクシマ現状報告、福澤啓臣  写真©矢嶋宰

SNBを代表してフクシマの現状を報告してくれた福澤さんは、何度もこれまでに福島を訪れ、彼のNPOである絆やその他のプロジェクトであらゆる交流があるため、詳しくあらゆる角度からフクシマ、率いては日本の問題点を話してくれた。しかも、演説をすべて暗記してこられたというので敬服する。

福澤啓臣氏の演説和訳:
2018 Kazaguruma-Demo.Hiroomi Fukuzawa.jp
ドイツ語原文:
2018 Kazaguruma-Demo.Hiroomi Fukuzawa.de
IPPNWドイツ代表Alex Rosen   写真©Uwe Hiksch

IPPNWドイツ代表のAlex Rosen氏は小児科の医師であり、フクシマ事故以来、フクシマにおける健康被害を問題にしてきたエネルギッシュな人物だ。しかし彼はデモが3月11日にあると勘違いしていたため、3月10日は仕事をしているので昼休みにしか抜け出せない、ということで急遽演説の順番を変えて昼休み時間に演説できるようにした、というハプニングがあったのだが、メモや原稿なしに手短に、でもとても問題点をしっかり捉えた話をしてくれた。彼はフクシマ7周年を機にIPPNWの機関誌にフクシマにおける甲状腺がんについての報告を出しているので、それをここで紹介したい。この報告は2018年4月発行のStrahlentelexでも紹介されているほか、翻訳家のグローガー理恵さんが和訳をすでに日本で紹介しているので、それをここに掲載させていただくことにした。

Dr. Alex Rosenのフクシマにおける甲状腺がんの報告:
IPPNW.SD Artikel Fukushima März 2018
Greenpeace Energy、Christoph Rasch 写真©矢嶋宰

今年のデモでも、Greenpeace Energyは全面的に協力してくれ、Protestival以来親しくさせてもらっている広報担当のChristoph Rasch氏が今回もヨーロッパにおける原発ルネサンスに関し、気持ちのいい演説をしてくれた。彼の演説もここで紹介したい。

Greenpeace Energy広報担当Christoph Rasch氏の演説和訳:
2018 Kazaguruma-Demo.Christoph.Rede.jpドイツ語原文:
2018 Kazaguruma-Demo.Christoph Rasch
カズマ・グレン・モトムラMad World Danceのパフォーマンス         写真©Uwe Hiksch
フクシマ・チェルノブイリは警告する   写真©Uwe Hiksch
木内みどり氏からベルリンに託されたバナー、フクシマを忘れない!       写真©Uwe Hiksch
核の鎖に縛られない未来を築こう!    写真©Uwe Hiksch

デモから1週間後のSNB反省会でもいろいろ反省点が出されたが、今年は共催団体とのコミュニケーションがうまく取れなかったことから、私としては納得のいかない部分が多かったのだが、それでも恒例の私たちのデモのシンボル、かざぐるまをみんなが持ちながらベルリン市内を行進するデモが今年も実現できたことは喜びたいし、これからもこれを「伝統」として続けていきたいと思う。Natur FreundeとAABとの共催で行うこのデモは、私たちだけでやるより多くの人たちを動員できるほか、協力し合うことによってできることが多いのだからこれからも協力関係を続けていきたいのだが、数年間一緒にデモをやってきて、ある意味で「馴れ」からくる安心感が緊張感のないものとなって、コミュニケーションがうまくとりにくかったのかもしれない。渉外担当者を交代するなどして、新たな気持ちに立ってそれが改善できればいいと思う。また、フクシマを記念したデモなのだから、モットーやテーマがどのようなものであれ、やはりフクシマがあったから私たちの運動は始まったのだ、とい いう基本姿勢を忘れずに、それをかざぐるまデモではもっと中心に据えたいと思う。そのためにもこのデモが、ベルリンで頻繁に行われている「あらゆるデモやアクションのうちの一つ」に埋もれてしまわないよう努めたいと思った。SNBが始めたフクシマへの思いを込めた、そしてかざぐるまを希望のシンボルとしたデモを、毎年3.11への思いを喚起して、続けていきたいと願う。(ゆう)


写真協力:

矢嶋宰

Uwe Hiksch


報道:

※リンク切れはご容赦ください。

ロイター
7 Jahre nach Fukushima – Demonstranten in Berlin fordern schnellere Energiewende
https://in.reuters.com/video/2018/03/10/7-jahre-nach-fukushima-demonstranten-in?videoId=407824150&videoChannel=118261

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で | 2018/3/11 – 共同通信
https://this.kiji.is/345352752949986401

東京新聞:独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で:国際(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018031101001195.html

東日本大震災7年 独ベルリンで震災7年で反原発・核兵器デモ:イザ!
https://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/180311/evt18031110450007-n1.html @iza_events

【東日本大震災7年】独ベルリンで震災7年で反原発・核兵器デモ
http://www.sankei.com/world/news/180311/wor1803110013-n1.html @Sankei_news

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で
2018年03月11日 山形新聞
http://yamagata-np.jp/news_core/index_pr.php?kate=World&no=2018031101001195

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/220919 @theokinawatimes

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で|国際|全国・世界のニュース|新潟日報モア
http://www.niigata-nippo.co.jp/sp/world/world/20180311379874.html

独ベルリンで反原発・核兵器デモ? 神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201803/sp/0011057892.shtm

独ベルリンで反原発・核兵器デモ | IWATE NIPPO 岩手日報
https://www.iwate-np.co.jp/article/kyodo/2018/3/11/9978

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で – 徳島新聞社
http://www.topics.or.jp/sp/worldNews/worldInternational/2018/03/2018031101001195.html @徳島新聞

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で|静岡新聞アットエス
http://www.at-s.com/news/article/international/466650.html

独ベルリンで反原発・核兵器デモ 震災と福島原発事故から7年で – BIGLOBEニュース
https://news.biglobe.ne.jp/international/0311/kyo_180311_9789272644.html

独ベルリンで反原発・核兵器デモ、福島原発事故から7年で – LINE NEWS
http://news.line.me/issue/overseas/74ec20a14cb5?utm_source=Twitter&utm_medium=share&utm_campaign=none&share_id=WnT20777687504
#linenews @news_line_me


 

 

フクシマの女たち・福島原発告訴団団長・武藤類子さんによる 2018年フクシマ原発事故7周年に向けたメッセージ

武藤類子                  福島原発告訴団団長 / ひだんれん共同代表 / 原発いらない福島の女たち

福島に心を寄せる世界の皆さまへ

福島原発事故から7年。今年も3.11がやってきます。

2011年のあの日から、ずっと福島を見守り、手を差し伸べて下さる皆さまに心から感謝致します。

今、福島では帰還、復興、健康作りなどの言葉が飛び交っています。2020年のオリンピックを2年後に控え、莫大な復興予算が投入され、震災の被害が顕著であった沿岸地域を中心に、イノベーションコースト構想と名打ち、廃炉技術やロボットの開発施設、大型風力発電、メガソーラー、木質バイオマス発電所などが建設されています。放射能汚染が最も深刻な福島第一原発立地町である双葉町にも、原発事故の被害の実相を伝えるとうたったアーカイブ拠点や産業会館等が建設を予定され、高校生の修学旅行を誘致しようとしています。福島県は、オリンピックまでにすべての避難者を帰還させたいと考え、海岸線を走る常磐線の全線開通も間近です。

しかしその陰では、著しい人権侵害が起きています。現在推進されている帰還政策は、除染をして元通りの安全な場所に戻ったからお帰りくださいというものではないのです。年間被ばく線量が、原発事故前の20倍である20ミリシーベルトを下回る地域では、被ばくを我慢して暮らせというものです。保養などの帰還後の被ばく防護策は特になく、避難解除後は、帰還しなくとも、精神的賠償や避難住宅の無償提供を打ち切られます。たちまち生活が困窮し、追い詰められて望まない帰還をする人、ホームレスになった人や自死する人も出ている状況です。避難住宅の立ち退きを迫られ、裁判に訴えられている家族もあります。国連人権理事会による人権審査で、国連加盟国4カ国が、原発事故被害者の人権状況を是正するように、日本政府に勧告しています。

原発サイトでも深刻な状況は続いています。トリチウム汚染水の1000tのタンクは800基を超えました。原子力規制委員会の更田委員長、元委員長の田中氏は、「海に流すことが唯一の解決策だ」と地元自治体を回って説得をしています。私が4歳の時に生まれて初めて見た海は、福島県いわき市の海でした。今でもその光景が目に浮かびます。世界の3大漁場と言われ、豊かな生き物たちに満ちていました。そして何より海は世界につながっています。原発事故で既に大量の放射性物質が流されたのに、更に人為的に流し、世界の海をこれ以上汚したくはありません。本来規制する側が積極的に流そうと動いていることは許しがたいことです。現在、福島の漁業者たちが必死でトリチウム汚染水の放出を止めています。どうか世界からも是非声をあげて下さい。お願い致します。

福島県民健康調査における甲状腺検査では、がんとがんの疑いが現在193人となりました。相変わらず県民健康調査検討委員会は原発事故との関連は考えにくいとの見解ですが、この数字のほかに、県民健康調査に報告されていない甲状腺がん患者がいることが昨年発覚しました。県民健康調査の甲状腺検査を受けた後に「経過観察」とされた人が、次回の県民健康調査の前にがんが発見された場合、県民健康調査の報告に反映されていないことが分かりました。その中に何人のがん発症者がいるのか調査すべきだとの声が、検討委員会の委員や市民からもあがり、ようやく県立医大が調査に乗り出すことになりましたが、調査に2年もかけるといいます。原発事故被害者に、唯一行われている健康に関する調査であるにもかかわらず、正しい結果が提供されてはいません。現在、この甲状腺検査に対し、「過剰診断」「学校での検査は人権侵害」「知らない権利がある」などの言葉を使い、縮小しようとする動きがあります。原発事故時に安定ヨウ素剤の配布を拒みさえした福島県は、責任を持って甲状腺検査を継続していくべきです。

一昨年、福島市の高校生が、廃炉作業中の福島第一原発の見学をしたとの報道があり仰天しましたが、その後、福島大学でも、授業の中に原発見学が取り入れられました。全国の高等専門学校でも、原発の廃炉のためのロボットコンテストなどが、避難指示が解除になった町で開かれました。私の住む町に建設された、福島県環境創造センターの放射能教育施設コミュタン福島には、ビジュアルやゲーム感覚で放射能について学ぶ展示がなされています。開所1年で約10万人が訪れ、子どもたちの感想文などを読んでみると、「放射能は危険なだけでなく医学や科学に役立つものであって良かった」「放射能は怖いものだと思っていたが、自然界にもあり、食べ物にも含まれていることがわかり、安心した」「みんながここで学べば福島への差別はなくなる」などが多く見られました。今も存在する放射性物質の危険を正確に認識し、それらから自分を防護することを学ぶ教育とは程遠いように感じます。

このような中で、沢山の損害賠償を求める裁判、行政に施策の誤りをただす裁判、刑事責任を問う裁判が開かれています。民事裁判では、東電や国が津波対策を怠ったことが認められた判決もあります。今年は次々と判決が出てきます。

昨年6月には、福島県民をはじめとする全国1万4千人からなる福島原発告訴団が、福島地方検察庁に刑事告訴をしたことから始まった刑事裁判の初公判がとうとう始まりました。被告人の東電の元最高幹部3人は、自分たちに責任はないと無罪を主張しましたが、検察官役の弁護士は東電の津波対策に対する不作為を証明する、多くの証拠をもって歴史的な闘いを開始しました。是非、注目をして下さい。現在、裁判長に宛てて、「厳正な判決を求める署名」を行っています。福島原発刑事訴訟支援団のHPに英語の署名サイトもありますので、ご協力をお願い致します。

東京電力福島原発刑事訴訟に「厳正な判決」を求める署名(日英仏)

今年の冬は、福島でも厳しい寒さでした。でも凍てつく土の下には、春に芽吹く植物の種が眠っています。新しい時代を夢見ることを忘れずに、今を誠実に生きていきましょう。そして世界の海がつながっているように、私たちもつながり続けましょう。

2018.3.11  福島にて  武藤類子

かざぐるまワークショップ2018

2018年のかざぐるまデモは3月10日土曜日に行われます。それに先駆けて、みんなで当日デモの参加者に配るかざぐるまを300本作りました。

2月24日土曜日、会場は Wolf Kino にスタジオを、お向かいのバー Heiner’s Bar には机を提供していただきました。Wolfは平日お昼にはおいしい日本食のランチが食べられる素敵なカフェのある映画館です。例年と比べて地元の家族連れなど多彩な顔ぶれで、最終的には50人以上の方が参加してくださりわいわいと楽しい日になりました。

 

今年のかざぐるまは、みどりさんデザインのかわいい模様つき仕様です。模様を裏にしたり、表にしたり、自分で模様を書き足したり、各参加者思い思いに楽しんでいました。

工程を分担して流れ作業方式にする机、個人個人でひとつずつ仕上げていく方式の机、偶然集まったグループながらもなんとなく作業の流れが作られていきます。

黙々と作業に没頭する人、情報交換をする人、おやつで一息いれる人、旧友と久しぶりの再会を喜ぶ人、ひとつ作るたびに外に駆け出して行ってちゃんと回るかテストをする子ども達。みんなが忙しくしているのだけど、とても優しい雰囲気です。身の回りの人と顔を合わせながら話をすることが何よりも大切だと改めて確認することができました。

力仕事を一手に引き受けるはりがね職人たちの机。SNBのメンバーが新年に拾い集めてきれいにした花火の棒に、適切な長さの針金を巻きつけていきます。

 

 

 

 

作業のモチベーションをあげるのに不可欠な、おいしいおやつ!ベルリン在住のパティシエ油田美里さんが忙しい合間を縫ってほうじ茶と黒糖のチーズケーキや抹茶と黒豆のケーキ、カリカリココアの乗ったベリーのタルトを焼いてくださいました!美里さんはお祝い事をはじめ、すてきなケーキの依頼を引き受けていますのでHPをチェックしてみてください。

SNBのメンバーが持ち寄ったお菓子や飲み物への寄付も入れて、合わせて183,21ユーロの収益になりました。大切にSNBの活動のために活用させていただきます。どうもありがとうございました!

 

 

 

かざぐるまを持ってデモでお会いしましょう!

福島から 6 年かざぐるまデモ 2017 in Berlin-原発のない未来を!

2017年3月11日、福島第一原子力発電所の事故から6年目のこの日、私たちSayonara Nukes Berlinは、在独団体のAnti Atom BerlinNaturfreundeと共同で、今年もまた希望の象徴であるかざぐるまを手に、福島帰還政策の廃止や賠償金の継続を訴え、世界中の脱原発と自然エネルギーへの転換を求めてかざぐるまデモを行った。

ⒸTsukasa Yajima

集合時間を前にジャンダルメンマルクトでは、ベルリンに在住するアーティスト松崎大地さんのライブペインティングと小野史敬さんのパーカッションのパフォーマンスも。

 

NaturFreundeのウヴェ・ヒクシュ(Uwe Hiksch)さんによるはじまりの挨拶。ⒸTsukasa Yajima
福島第一原子力発電所事故被害者の武藤類子さんから欧州に寄せられた手紙で福島の近況を読み上げるSayonara Nukes Berlinの梶川ゆう。 ⒸTsukasa Yajima

この日のスピーチのいずれもが素晴らしいものであったので、その一部を和訳で紹介したい。

 

 

 

Ruiko Muto

福島第一原子力発電所事故被害者で三春町在住の武藤類子さんは、欧州に宛てて書かれた手紙の中で、福島県の原発事故は今も収束してはいないこと、事故のために人生を大きく変えられてしまった避難者たちが国と福島県の帰還政策によって住宅無償提供の打ち切りを強行されていること、刻一刻と避難指示が解除されていく地域には除染廃棄物が山積みされ、減容化のための焼却炉が作られていることなどを伝えた。

武藤類子さんのメッセージ和訳

ゴアレーベンからかざぐるまデモにかけつけてくれたElisabeth Hafner-Reckersさん             ⒸTsukasa Yajima

ゴアレーベンの市民グループ環境保護 Lüchow-Dannenbergの副理事長であるエリザベス・ハフナー・レッカース(Elisabeth Hafner-Reckers)さんは、私たちは福島の事故のもたらした出来事から警告を得て目を覚まし、起こりうる災難をどうしたらいいのか考えていくことができること、世界中のたくさんの人たちと一緒になって、エネルギーを産むほかの方法を取り、ライフクオリティーの高い(経済)成長を要求していくだけの心の準備のある現実主義者であると述べた。

Elisabeth Hafner-Reckers さんのスピーチ和訳

放射線テレックス(放射能、放射線および健康に関する 独立情報誌)発行者Thomas Derseeさん     ⒸTsukasa Yajima

放射線テレックスの発行者であるトーマス・デアゼー(Thomas Dersee)さんはたびたび訪れる福島で、事故後のがれきや除染などによって出る廃棄物の黒い袋が山積みになっている様子と、2016年6月末には日本の環境省が汚染土の再利用を許可しており、これらが道路や堤防作りなどの公共工事の基礎に使われることになってしまっていること、ドイツでも廃炉となった原発から解体されて出てくる放射性廃棄物のほとんどが、再利用されるか一般の家庭から出されるごみと一緒にゴミ捨て場に廃棄されていると話してくれた。

Thomas Derseeさんのスピーチ和訳

Greenpeace Energyの風力発電がかざぐるまのイメージにぴったりであると、昨年から私たちの活動を支援してくれている。広報担当のChristoph Raschさん    ⒸTsukasa Yajima

Greenpeace Energyの広報担当者であるクリストフ・ラシュ(Christoph Rasch)さんは、自然環境的にも、経済的にも、倫理的にも原子力発電にはもはや破綻が来ているにもかかわらず、我々の近隣諸国は原発ロビーのプレッシャーに屈服し、欧州諸国でまたも原発の新設が計画され欧州委員会によって許可が与えられることとなっている現実と、消費者として私たちが取り組むべきことを訴えた。

Christoph Raschさんのスピーチ

 

 

Mad World Danceとして風刺パフォーマンスを見せるベルリン在住のダンサーたち                                  ⒸTsukasa Yajima

デモ行進を終え、到着地のブランデンブルグ門前では、今年もダンサーで振付師である、BodypoetことKazuma Glen Motomura率いるMad World Dance が原発に物言えぬ市民たちをテーマに風刺パフォーマンスを見せてくれた。

 

今年も木内みどりさんから贈られた”福島を忘れないで”のバナーが思いを一つにベルリンの中心地を行進した。ⒸTsukasa Yajima

好天に恵まれるも参加者は例年より少なく、未だ収束されるには程遠い福島の事故への関心が薄れていくのを感じると同時に、私たちがこの活動に今後とも取り組んでいくことの大切さをあらためて考えさせられる年となった。

原発のない未来を求めて! ⒸTsukasa Yajima
ⒸTsukasa Yajima

この日のはじまりにライブペイントで描かれた松崎大地さんの作品を、経費とアーティストへの謝礼と引き換えに希望者にお譲りします。下記メールアドレスまで、どうぞお気軽にお問い合わせください。

sayonara-nukes-berlin[at]posteo.net

[]のatを@に変えてご送信ください。


報道:

“Für Zukunft ohne Atomanlagen!” – Sechs Jahre Fukushima: Demo gegen Atomkraft in Berlin | rbb Rundfunk Berlin-Brandenburg

Abendschau/ rbb Rundfunk Berlin-Brandenburg

Demonstration gegen Atomkraft in Berlin | evangelisch.de


Foto:

※Sayonara Nukes Berlinは、プロの写真家の方からイベント時の写真を提供していただいています。お写真を二次使用される際には、かならず撮影者にお問い合わせの上、キャプションにそれぞれの撮影者の名前をおつけください。

Tsukasa Yajima


動画:

Nobel & Frei

Mahnwache Kanzleramt


Blog:

5度目のデモ ~Kazaguruma Demo 2017~ : チーム名はファミリエ・ベア ~ハイジが記すクマ達との日々~

 

かざぐるまデモ “原発のない未来を!”11.03.2017 Gendarmenmarkt 11:30~

          

福島原発事故から6年となる今年3月11日(土)、Sayonara Nukes Berlin は、“原発のない未来を!”をテーマに「かざぐるまデモ」をします。

2月はじめ、フランスのフラマンヴィル原発で爆発事故とのニュースがありました。これは原子炉の建屋とは別の機械室で電気系統がショートして起きた事故で、念のため2基のうち1基の稼働を停止するも、放射能漏れはありませんでした。このようなニュースを聞くと正直どきりとして、ヨーロッパにもたくさんの原発があるのだという事実を目の当たりにさせられます。

ドイツは脱原発をすると政策上は決定していますが、2023年まで原発は稼働し続けます。リンゲン(核燃料製造工場)やグローナウ(ウラン濃縮工場)の原子力関係設備や研究用原子炉は運転を続けることになっています。

ヨーロッパでは運転開始後、30年以上経った原子炉が60基以上も稼働しており、中には40年以上運転しているものがいくつもあります。多くの国が老朽化した原子炉を稼働し続けるため、運転年数制限を60年まで延長しました。これではチェルノブイリやフクシマのような原発事故がいつどこで起きてもおかしくありません。

原発事故によって多くの人々が故郷を失いました。健康への危険性が高いのにもかかわらず、日本政府は子どもだましの除染をして、まだ空間線量の高い地域に住民を帰還させようとしています。そして原発事故で汚染された地域はもう安全だということにして賠償金の支払いから逃れようとしています。

原発が動いている限り、放射性廃棄物という負の遺産は増え続けるばかりです。

未来にこのような負の遺産を押し付け続けないためにも私たちはデモで以下のことを要求します。

 

・日本政府は福島帰還政策を即刻やめて賠償金の支払いを続けること

・世界中で脱原発を!自然エネルギーへの転換を!

・EURATOM(欧州原子力共同体)契約の解消*

・原子力技術の民間および軍事利用の禁止をドイツの基本法に明記すること

 

*EURATOM(欧州原子力共同体)は、原子力に特化した市場を創設して共同体中に原子力エネルギーを提供、かつ原子力エネルギーを開発して余剰分を非加盟国に売ることを目的とする。この共同体がEU内での原子力計画に対する融資制度を設けている。

 

デモの前にポスターの絵を描いたアーティスト(Daichi Matsusaki)のライブパフォーマンス、デモの後に毎年恒例となっているダンサー(Bodypoet Kazuma Glen Motomura)のライブパフォーマンスがあります。デモの前後も含めてぜひご参加ください。

私たちとかざぐるまを持って、“原発のない未来”のために一緒に歩きましょう。

詳細はこちら>> http://kazagurumademo.de/

世界から原発をなくそう! かざぐるまデモ2016

今年で福島の事故から5年、チェルノブイリの事故からは30年という節目の年を迎えました。計画的に脱原発への道を歩みつつあるドイツの首都ベルリンで、去る3月19日希望の象徴であるかざぐるまを手に、事故の続く隣国の原発への不安についても訴え、”世界から原発をなくそう!” ”核エネルギーよりグリーンエネルギーを!”とベルリンの中心地で声をあげました。

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集合場所のポツダマープラッツ
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ベルリン滞在中の慶応大学の教授、小熊英二さん。前日はベルリンで監督のトークセッション付き「首相官邸の前で」の上映会がありました
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自作の川柳プラカードを手にするレイバーネットのメンバーらと、かざぐるまを配る姿が好評だったライプツィヒ大学東アジア学科の元教授小林敏明さん
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急な申し出にも関わらず快くトラックのOrdnerを引き受けてくれた参加者の2人

 

THE NUCLEAR WEDDING from Frank Döllinger on Vimeo.

おなじみMad World Dance の風刺劇”Nuclear Wedding”

 

昨年のかざぐるまデモで木内みどりさんからいただいた、経産省前テントひろばとおそろいの”福島を忘れるな”の横断幕を前に演説が始まりました。

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Aktion Tschernobyl-Kinder e.V. からイリーナさん。Irina Gruschewaja, Stiftungsgründerin „Kinder von Tschernobyl“
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SNBを代表して梶川ゆうさん

開始前にかざぐるまを配り、3月11日から4月26日にかけて開催中の Protestival 2016のパンフレットを紹介していたところ、旅行中の十代の若者の集団がかざぐるまを手に取り最終地点まで一緒にデモ行進するなど飛び入り参加が多数ありました。

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グリーンピースのソーラードラムス隊の元気な演奏に合わせてデモ行進がスタート。Sorar Drums von Greenpeace.
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青空が広がり、春の陽気に恵まれて、ピーク時にはおよそ700の黄色い風車がくるくるとよく回った
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集合のポツダマープラッツからフリードリヒストラッセを通り終点のブランデンブルク門へ向かう
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ドイツのデモは大きな道路を閉鎖して気持ちよく行進する
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先頭には警察車両が2台、警察官の皆さんも終始リラックスムードで私たちと一緒に歩きます。Danke!

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ベルリン在住のミュージシャンたち。上)Manami Nagahariさん、 下)Sub Human BrosYukata Sakamotoさん
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Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg の理事マーティン・ドナートさんは廃棄/解体/核廃棄物委員会について。 Martin Donath, Vorstand Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg zu Endlagerung/Rückbau/Atommüll-Kommission
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元原発技術者であるイギリス人のピーター・スミスさんからヒンクリーポイントについて。Peter Smith, ehemaliger Atomingenieur von Hinkely Point
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IPPNWから低放射線の影響について。Jonathan Lauryn, IPPNW zu Auswirkungen der Niedrigstrahlung
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Regina Schulze von Anti Atom Berlin zu Atomkraft
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最後まであたたかい日差しに恵まれたブランデンブルク門前

福島の事故は5年を経てもなお収束の兆しが見えていません。事故から30年を迎えたチェルノブイリ原発では、新たなシェルターで今からなんと100年もの間、事故を起こした4号機を石棺ごと封じ込めようとしています。

脱原発を望む市民の声を無視し、原発の再稼働に邁進する日本の現政権の狂気に対して、声を上げ続けることに疲れてしまうこともあるでしょう。しかし、例え小さくとも声をあげ続けることであなたの元にも仲間が集い、たちまち連帯の輪が広がるはずです。

みんなの声を合わせて、”世界から原発をなくそう!”

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報道 :

Abendschau / rbb Rundfunk Berlin-Brandenburg http://www.rbb-online.de/abendschau/archiv/20160319_1930/nachrichten_eins.html

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Foto :

※Sayonara Nukes Berlinでは、プロの写真家の方などからイベント時の写真を提供していただいています。お写真を二次使用される際には、かならずキャプションにそれぞれの撮影者の名前をおつけください。

Tsukasa Yajima

Uwe Hiksch

Marco Gerhardt

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Blog :

明日うらしま ベルリン脱原発かざぐるまデモ写真報告:Bilderbericht von KAZAGURUMA-Demo in Berlin 19.3.2016

レイバーネット 川柳プラカードが大人気!~ベルリンで「脱原発かざぐるまデモ」

ちきゅう座

ますだいっこうのあと@ベルリン  反原発かざぐるまデモ/『Uni*Form』

 

 

3月11日に思う。

今日は3月11日。

東日本大震災の被害にあわれた方々のことを思います。

私は震災直後、かつて働いていたNGOに3か月間の助っ人として緊急援助チームに加わるため日本に帰りました。ベルリンから日本に向かう飛行機の中で「私のふるさとの国はどうなってしまうのか」と日本の新聞を涙を流しながら読んだこと、現地に向かい津波がすべてをさらった場所に初めて立った時の衝撃は今でも忘れられません。

緑の山を抜けるといきなり広がった光景(南三陸・筆者撮影)
緑の山を抜けるといきなり広がった光景(南三陸・筆者撮影)

福島第一原発事故が発生し、米国に本部のあるそのNGOは、活動は原発から80㎞以上離れていなければならない、という指示が出ました。当時原発や放射能についての知識がそれほどなかった私は、歯がゆい思いをしたものです。

あれから5年。2013年に友人と一緒にSayonara Nukes Berlinを結成してベルリンで反原発のデモを初めて行い、仲間が増えて様々な活動を通して勉強するにつれ、原発がいかに倫理に反しているか、原発に頼らない未来をめざさなければならないことを深く思うようになりました。 続きを読む 3月11日に思う。

Protestival 2016 Nuclear, Democracy and Beyond

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期間:2016年3月11(金) – 2016年4月26日(日)

今年2016年、福島原発事故は5周年、チェルノブイリ原発事故は30周年を迎えます。

Sayonara Nukes Berlin は、この二つの事故日である3月11日から4月26日までの7週間の間、「核エネルギーと民主主義」というテーマをめぐる各種のイベント -Protestival-を行なうことにしました。

福島とチェルノブイリの原発事故は決して過去の出来事ではなく、いつどこでまた同じような過酷事故が発生してもおかしくありません。私たちは、この二つの節目を機会に、あらためて核エネルギーの危険、世界中で核技術をめぐり日常で行なわれている差別、人権蹂躙の構造をもう一度思い起こし、市民に訴えていきたいと思います。

私たちが住んでいるドイツでは脱原発が決定しているとはいえ、いまだに8基の原子炉が稼動しています。世界中の原子炉が全基停止するまでは、地球上の放射性廃棄物は増える一方で、その処分方法がいまだに解決されていないばかりではなく、何十万年、百万年という信じられない時間の単位であらゆる生命を脅かし続けるのです。フクシマは日本だけの問題ではありません。チェルノブイリはウクライナの問題だけではありません。これは、すべて地球に生きる私たち一人一人の問題であり、脅威です。そのことを一緒に考えていくために、私たちはProtestivalを企画しました。一つ一つの催し物を通して、私たちはどのように生きたいか、どのような地球を子どもたちに遺したいか、そしてそれを実現するためにどのように社会参加が可能なのか、もう一度考える機会をもちたいと思います。

アート、音楽、パフォーマンス&パネルディスカッション、映画上映、写真展、そして毎年恒例のかざぐるまデモなど。

ぜひご参加ください。

詳細はこちら>> www.protestival.de

 

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会津磐梯山リミックス2015

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2015年3月7日に脱原発を願い、ベルリンで行われたかざぐるまデモ「福島を忘れない」のために提供された14曲の会津磐梯山リミックスを無料ダウンロードアルバムとしてリリースしました。

https://sayonaranukesberlin.bandcamp.com/album/remix-for-fukushima

バラエティにとんだ新しい会津磐梯山をどうぞお楽しみください。
この場をかりて、私たちの活動に賛同の意を表し、無償で楽曲を制作・提供していただいたアーティストのみなさまへ厚く御礼申し上げます。

※著作権は楽曲提供者である各アーティストに帰属します。許可なく営利目的で使用することはご遠慮ください。

Sayonara Nukes Berlin

核のない未来へと希望をのせて「かざぐるまデモ」2015

3月7日、東京電力福島第1原発事故から4年が経つのを前にベルリンで反原発デモを行いました。
ドイツ人、日本人、韓国人、イスラエル人などベルリンに住む市民ら約700人が参加しました。
Anti-Atom-Berlin(アンチアトムベルリン)、NaturFreunde Berlin e.V(ナトゥアフロインデ)、ドイツの反原発、自然保護団体2団体との共催で行いました。

今回は「福島を忘れないで!」をテーマに、原発事故を風化させないこと、日本の原発再稼動・原発の海外輸出に反対するとともに、世界のすべての原発の早期廃炉と再生可能エネルギーへの転換を求めました。

核のない未来へとの希望をかざぐるまに象徴し、昨年に続き今年も「かざぐるまデモ」と名付けたデモ。前日まで雨が降っていましたが、見事に晴れ、かざぐるまが風を受け勢いよく回っていました。

©Tsukasa Yajima
©Tsukasa Yajima

Puppe’n Muckeのライブ演奏がはじまりの合図となり、ブランデンブルク門前に集まった人々の注目を浴びました。

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©Tsukasa Yajima

その後、ブランデンブルク門前を舞台にSayonara Nukes Berlinから梶川ゆうさんが開会のあいさつをし、「福島の原発事故はいつでもどこでも起こりえます。放射能まみれの地球を次世代に残してはいけません」と訴えました。

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©Tsukasa Yajima

かざぐるまデモ2015 梶川ゆうさんのあいさつ全文

Kazaguruma-demo2015 Rede von Yu Kajikawa in Deutsch

参加者は東日本大震災での犠牲者と世界中で放射能の被害に遭った人々に黙とうをしました。

福島県の民謡「会津磐梯山」に合わせてかんしょ踊りのレクチャーをした後、BodyPoetとTakushi&Friendsによるかんしょ踊りのダンスパフォーマンスが行われ、「Jetzt los!」(さぁ出発)の掛け声でデモが出発しました。
かんしょ踊りとは福島県会津地方に伝わる踊りで、他の反原発アクションシーンでも踊られています。

©Tsukasa Yajima
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©Tsukasa Yajima

アンチアトムの横断幕「FUKUSHIMA HIROSHIMA NAGASAKI ATOMTOD STOPP 福島 広島 長崎 被曝死ストップ」(ママ)、女優の木内みどりさんから届いた横断幕「DON’T FORGET FUKUSHIMA」を先頭にデモは進んでいきました。

©Tsukasa Yajima
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参加者は「会津磐梯山」のリミックス曲に合わせ、踊ったり、リズムにノったりしながらベルリンの中心街をデモ行進しました。

©Tsukasa Yajima
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リミックス曲は公募し、ドイツ、フランス、イギリス、メキシコ、日本から15人のミュージシャン、DJからの応募がありました。そのうちの数曲をDJ SiSeNが演奏しました。

©Tsukasa Yajima
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ひょっとこ、おかめ、きつねのお面を被ったり、和装をしたり、法被を着たりして踊る様子は観光客や道行く人々の目を引いていました。

©Tsukasa Yajima
©Tsukasa Yajima

最終地点Potsdamer Platz(ポツダマープラッツ)に到着後、日本で「のりこえねっと」(ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク)の共同代表をしている辛淑玉(シンスゴ)さんのあいさつがありました。

©Tsukasa Yajima
©Tsukasa Yajima

辛淑玉さんのあいさつ

Anti-Atom BerlinのBernd Lisekさんが閉会のあいさつをしました。
Kazaguruma-demo2015 Rede von Bernd Lisek

©Tsukasa Yajima
©Tsukasa Yajima

最後はPuppe’n Muckeのライブ演奏で締めくくりました。

デモに参加した保育士のカタリーナ・ヴァルケンティンさん(26)は「原発事故は健康被害や環境破壊をもたらします。原発ではなく再生可能エネルギーに転換すべき。子どもの未来のためにも原発はなくすべきです」と話していました。

わたし自身、2回目の参加となる「かざぐるまデモ」。集会が始まる前にワークショップで作ったかざぐるまを参加者や観光客に渡していると、ブランデンブルク門を見に来た日本人観光客が参加しますとかざぐるまを受け取ってくれたり、かざぐるまを受け取ったスペイン語圏の観光客が「一体何をしているの?」と聞いてきて、説明するとわたしたちの主旨に賛同してくれたりと昨年より事前にデモを知らなかった人たちが関心を寄せてくれたように感じました。ライブがあったり、音楽が流れていたという雰囲気が飛び入りのデモへの参加をしやすくしたのではないかと思います。残念ながら東京電力福島第1原発事故を知らない外国の方もおり、時間の経過とともに特に海外では関心が薄れていきがちになってしまうことですが、世界の問題として、日本のみなさんとも連帯し、続けていくことが大切だと改めて感じました。

©Tsukasa Yajima
©Tsukasa Yajima

 

ベルリン在住のドキュメンタリー映画監督アーチー・ドルダー(Archy Dolder)氏が制作してくださった日英独の字幕付きかざぐるまデモ2015年ドキュメンタリーフィルム。

CLOSED CAPTION VERSION/クローズドキャプション版

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報道先リンクまとめ

rbb(ベルリン・ブランデンブルク放送) http://www.rbb-online.de/abendschau/archiv/20150307_1930/nachrichten-eins.html

共同通信 http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015030701000946.html

NHK ニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150308/k10010007631000.html

新潟日報モア http://www.niigata-nippo.co.jp/world/world/20150307167478.html

京都新聞 http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20150307000153

北海道新聞 電子版 http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/international/international/1-0109153-s.html

西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/154346

佐賀新聞Live http://www.saga-s.co.jp/news/national/10209/163948

北國新聞(富山新聞社) http://www.hokkoku.co.jp/newspack/kokusai2015030701000946.html

千葉日報ウェブ http://www.chibanippo.co.jp/newspack/20150307/244604

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関連リンク

明日うらしま

みどりの1kWh

小林敏明教授の「ライプツィヒの街から35 ベルリン風車デモ 2015」 – OILife オイルライフ

FromBerlin

CO-OP NEWS

ちきゅう座
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写真アルバムリンク

Thorsten Strasas

Florian Boillot

ⒸB.Sauer-Diete/bsd-photo-archiv

Uwe Hiksch

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映像リンク

原発事故から4年 ドイツで反原発デモ

Kazaguruma-Demo zum 4. Jahrestag von FUKUSHIMA| am 7.3.2015 in Berlin

Anti-Atom-Berlin – PM – Politische Demonstration und Kunstevent – die Kazaguruma-Demo in Berlin

※映像の二次使用等それぞれの掲載元にご確認いただくなどご注意ください。