「Protestival 2016」カテゴリーアーカイブ

ドイツ連邦環境・自然保護・建築および原子炉安全省30周年を祝うイベント「環境の未来フェスティバル」でのProtestival写真展「Nuclear, Democracy and Beyond」

2016年9月10日から11日にかけて、ドイツ連邦共和国の環境省30周年を記念するイベントが、ベルリンのシューネベルグ(Schoeneberg)にある、新しいエネルギー、スマートシティの実現を目指す革新的実験場として注目されるEuref-Campusで行われた。このキャンパスが入っているのは、もとガスタンクのあった場所で、そのガスタンクが改造されて中がイベント会場になっている。

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ここに、4月から6月にかけてドイツの社民党本部であるWilly-Brandt-Hausで行われた私たちProtestivalの写真展(広河隆一氏と樋口健司氏)が招かれた。最初の案では、最初の写真展で使われた写真40点全部をそのまま使ってもいいことになっていたが、場所の都合でそれは残念ながら大幅に縮小され、合計で10枚の写真を選び直さなければならないことになり、同時に、Willy-Brandt-Hausで使った写真は、ガスタンクの中にまっすぐな壁がなく、イーゼルに写真を立てなければならないことが分かったため、使えなくなった。これで、もともとの写真展チームのメンバーである写真家の矢嶋宰さん、メンバーのK君、私が集まって広河氏、樋口氏の写真の中から5枚ずつを新たに選び直し、さらにその展示方法を考え直した。

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イーゼルに立てるということなので、厚さ1センチほどの硬い下地の土台に、キャプションと写真を一緒にプリントアウトしたものを貼りつける方法を選んだ。これは結局矢嶋さんが一人で引き受けてくださり、会場にイベント前日、持ってきてくれた。私は環境省の担当の人との交渉を全面的に引き受け、9日の準備では矢嶋さんと私で会場に赴き、10日はイベント終了後に私がそれを全部持ち帰ることで終了した。

この環境省イベントではあらゆるEuref-Campusの全体で行われたようだが、ガスタンクの中の会場は一番メインな演説や環境省の歴史を紹介する催しが行われた様子で、入場者数は二日でかなり多くいたらしい。

私たちの展示会は合計10枚の写真とキャプション、それから私たちのメッセージ、写真家の簡単な紹介だったが、その隣には、別のロシアの写真家によるチェルノブイリの写真も展示され、広河氏の写真からは今回はチェルノブイリを抜いていたため、テーマとしてぶつかり合うことなく、チェルノブイリ30周年とフクシマ5周年、それから原子力発電という問題がすべて盛り込まれた写真展を一緒に作り出すことができたのは結果的にいいことだった。このチェルノブイリの写真展については、私は知らされていなく、現地に行って初めて分かったことであった。

日本では環境省が広河氏や樋口氏の写真展をイベントに招くなどということは決してあり得ないであろうことを思うと、ドイツの連邦省であるBMUBにProtestivalの写真展「Nuclear, Democracy and Beyond」を招いてもらったという事実は、とてもシンボリックな意味があったと思う。そして、Freundeskreis von Willy-Brandt-Hausからの口添えがあったからだとはいえ、私たちのメッセージと写真展を、縮小版ながらももう一度ここで紹介することができたことはうれしいことだった。環境省で私とずっと交渉してくれた担当の人は、「どの人もじっと写真を見、キャプションもしっかり読んでいた。とても好評で、私たちも喜んでいる。成功だった」と感謝してくれた。

この環境省からは、この写真展のためにお金をいただくことになっている。このうち、写真展準備にかかった費用、それから私たちSNBのこれからの運営費を少しだけ残すことにして、残りを広河氏の福島の子供たちを助ける基金、樋口氏には同額ずつ寄付したいと思っている。

2016年のProtestivalに関連したイベントは、これで一切終了した。でも、終わりはまた始まりでもある。ちょうどこの前の土曜日、来年のデモに関するコンセンサスを得るための初めてのミーティングを行ったばかりだ。来年の3月11日はちょうど土曜日に当たる。その日に、私たちの主張をアピールしないわけにはいかない、ということで、来年のデモへの準備がまた始まることになる。来年は今年と同じように大きなことはできないとは思うが、それでも私たちがあきらめず、持続して反核、反原発を訴えていかなければならないことは確かだ。これから、その方法を探っていくことになると思う。

報告:梶川ゆう


環境省のイベントに関する情報はこちら:

Umweltfestival 3.0

Umweltpolitik 3.0 – Das Festival zur Zukunft der Umwelt

http://www.bmub.bund.de/service/veranstaltungen/details/event/umweltpolitik-30-das-festival-zur-zukunft-der-umwelt/


広河 隆一(ひろかわ りゅういち ) :日本の報道写真家、市民活動家。フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANの元編集長。福島の子ども保養プロジェクトNPO法人 沖縄・球美の里の設立代表・名誉理事長。公式HP:http://www.hirokawaryuichi.net/

樋口健二:(ひぐち けんじ )は、日本の報道写真家。日本写真芸術専門学校副校長。2001年核廃絶NGO「ワールド・ウラニウム・ヒアリング」(本部ドイツ)創設の「核のない未来賞」教育部門賞を日本人として初受賞。HP:http://kenjihiguchi.jimdo.com/

2016年Protestival – Nuclear, Democracy and Beyond – 報告

Protestivalの最後のイベントハイライトである写真展のオープニングが終わり、Protestivalのイベントではなかったものの、チェルノブイリ30周年の4月23日にNaturFreunde, AntiAtom Berlin等が率先してHeinrichplatzで催したAntiatommarktでSNBを代表して短いスピーチ、それから夜はUranium Filmfestivalのチェルノブイリ30周年記念イベントに招かれてSNBを代表してパネルディスカッションに参加、という締めくくりの行事を終えて、去年の秋から準備作業が始まったProtestivalの私のほぼ半年にわたる「ご奉公」が終了した。それからすぐに5月から3週間日本に行ったのだが、半年にわたる異常なストレスと疲れに長い旅が続き体力の限界に達してしまったのか、ベルリンに帰って来て10日くらいしてから不明のウィルスに感染し、高熱とドラマチックな悪寒戦慄に何度も襲われ、入院する羽目になってしまった。完全にノックアウトになり、なにがなんだかわからないだけに不安も増し、かなり精神的に落ち込みもした。もう若いときみたいに無理はできないということなのか、自分の年齢的な衰えさえ感じて悲しかった。とにかくどうにか快復し、延ばし延ばしになっていたProtestivalの報告を今こそ書かなければと机に向かっている次第だ。

Protestivalのコンセプト

もともと私がProtestivalというタイトルで呼ばれることになる一連のイベントを思いついたのは、去年の今頃のことだった。 続きを読む 2016年Protestival – Nuclear, Democracy and Beyond – 報告

写真展: Nuclear, Democracy and Beyond 会期延期のお知らせ*6月12日迄、並びにメディア反応など。

6月12日迄会期延長!

Sayonra-Nukes-BerlinとFreundeskreis  Willy-Brand-Haus e.V.(FkWBH)との共同開催の広河隆一氏と樋口健二氏による写真展: Nuclear, Democracy and Beyond. Photographs by Photographs by Ryûichi Hirokawa & Kenji Higuchiはお陰さまで 先週の日曜22日をもって公式の日程を終えました。

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展覧会オープニングセレモニー会場にて。オープニング当日開場前の写真。

なお、FkWBHのギャラリーでの展示会は6月12日まで展示が継続することになっています。6月2日にオープニングを迎えます同ギャラリーでのワールドプレスフォト16展開催に合わせてさらに多くの訪問者に広河氏と樋口氏の写真を見てもらえるようとのギャラリー側の配慮と熱意によって2週間ほど期間の延長が決定しました。 続きを読む 写真展: Nuclear, Democracy and Beyond 会期延期のお知らせ*6月12日迄、並びにメディア反応など。

Freundeskreis Willy-Brandt-Hausでの写真展: Nuclear, Democracy and Beyond開催報告

Freundeskreis Willy-Brandt-Hausで開催していました写真展「Nuclear, Democracy and Beyond. Photographs by Photographs by Ryûichi Hirokawa & Kenji Higuchi」は先週の日曜5月22日をもって当初の展示日程を終えましたが、引き続き6月12日まで会期を延期して同ギャラリーにて展示中です。

 

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展覧会フライヤー全面

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展覧会フライヤー裏面

展覧会のオープニングに先立って4月14日にオープニングセレモニーが開催されました。以下はオープニング当日模様の報告として両写真家へ書かれたメッセージです。 続きを読む Freundeskreis Willy-Brandt-Hausでの写真展: Nuclear, Democracy and Beyond開催報告

Protestival Filmfest「カリーナの林檎ーチェルノブイリの森」 in ベルリン

Protestivalも最後にさしかかった4月23日(土)、『カリーナの林檎~チェルノブイリの森』上映会を行った。

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公式サイトより

そもそもこの映画をProtestivalで上映することになったいきさつは。。。

続きを読む Protestival Filmfest「カリーナの林檎ーチェルノブイリの森」 in ベルリン

Protestival in Leipzig

Protestival in Leipzig

ベルリンから南東へ200km離れた所にライプツィヒはある。バッハ、ゲーテ、メンデルスゾーンゆかりのある有名人をあげれば数知れず、現代でもライプツィヒは第二のベルリンと言われる文化的に自由な雰囲気を持っている。

チェルノブイリから30年、フクシマの事故から5年ということでこの問題についてより多くの人に再度考えて欲しい、そんな思いからベルリンだけでなくライプツィヒでも上映会を開くことになった。今回はこの街で行なわれた小さな上映会についての報告である。

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4月1日、幸か不幸か最高の天気に恵まれ幕を開けた Protesival in Leipzig。

一日目のプログラムはライブペインティング、グリンピースエネルギーからヨーロッパの原子力発電所の具体的な現状の紹介、そして二本の映画にディスカッション。

会場準備と共に始まったライブペインティング。ライプツィヒ在住の三人のアーテイストによるコラボレーション作品。三人で一つの絵をゼロから成っていく工程は芸術家の感性と遊び心を見せていた。芸術に言葉は要らない。だからこそ、芸術は世界を繋ぐ一つの手だてになる。

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※ 下に完成版が載ってます

まずはグリーンピースエネルギーからの話から始まる。

R0019900ドイツでは2020年まで原子力を止めることは決まっているが、放射線を出し続ける放射能廃棄物の最終処理場の問題は未だに片付いていない。ドイツのすぐ横には原発大国フランスを始めとし、近隣諸国のイギリス、チェコ、スロバキア、ポーランドを始め新しい原子力発電所の建設予定もある。再生可能エネルギーへ転換を図りEUを牽引していくドイツ国民はこの状況に対してどう取り組むべきなのか、またそれに伴う経費についても事細かに話しがあった。この問題は一つの国家の問題として捉えるべきではない、EUという連合体、つまるところ世界的な視野を持つことによって見え方も対応も変わっていくことのだ。アクチュアルな問題である避難民の問題含め様々な問題を抱えるドイツだが、原発についてはそれぞれが意識的に続けていかねばならない。彼はそのことを強調していた。(放射能廃棄物についての問題はこちらをご覧下さい→http://midori1kwh.de/2012/03/11/1512)

上映開始予定16時になっても、空からは春の暖かい日が差し込み、映画を見に来てくれた人も外で太陽の光を浴びたいから上映時間を後にしてくれないかと言われる次第。私自身も公園でごろごろしたいなと思ってしまったが、それは諦め予定通り上映を開始した。

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春のこの時期は多くの人が太陽と共に春のを訪れを実感する。

R0019903一本目の映画〈カリーナの林檎

一本目の映画はある物語〈カリーナの林檎〉。チェルノブイリ近くの街に暮らすどこにでもいる少女についての話で最終的に内部被爆をし病気になる。もし自分の子どもや未来の子どもがそんな目にあうことったらと思うだけで原発にはうなずけない。笑顔でいれば放射能は無くなる。そう言っていた政治家にはこうなることは想像できないのであろうか。翻って今の日本で行なわれている避難区域解除に対して疑問が生まれてくるのも当然ではなかろうか。ただちに影響はありませんでは困る。何かが起きてからでは遅いことだってあるのだ。

一本目、二本目の映画の間には30分程の休憩があり、愛のこもったおにぎり三種(トマトライス、ツナマヨ、タケノコ炊き込みご飯)に卵焼きに白菜の浅漬けもあった。味も見た目も大好評であった。

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二本目の映画〈首相官邸の前で

空も段々と薄暗くなりはじめ、二本目の映画〈首相官邸の前で〉の上映時間。2012年におきた首相官邸前での反原発デモのドキュメンタリー映画。『私はこの映画で楽観主義を広めたいのです。』ベルリンでそう語った監督のメッセージが表した言葉の通り、私はこの映画を見て勇気と希望を頂いた。デモを始め社会活動をほとんど知らずに育った私たちの世代。私たちにも上の世代からバトンが回ってくるし社会に対して責任はある。だからこそそれぞれが学び続け、社会に対して意見を持てるほうがいい、それが民主主義の前提でもあるのだ。

上映後にはこの映画監督である小熊英二氏とのSkypeでのディスカッションが実現した。最後まで残ってくれたのは10人(メンバーも含めて)。人数が少ないことがプラスの効果をもたらし、リラックスした雰囲気でディスカッション(というか座談会。。。)は進行した。現在の日本の市民活動の状況についての話、そして今回の小熊氏の2ヶ月間の映画上映とそれに伴う大学巡業を通してフランスとドイツの学生達の比較も含めたざっくばらんな質問や感想も聞くことができた。

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『20万もの人が首相官邸の前にいながらなぜ報道が少なかったのか、独立しているジャーナリストは何をしていたのか』という会場からの質問に対し、氏の回答としては日本には過去30年近くそういう事が起こっていなかったためそういったことを報道することに慣れていなかったのではないかと言っていた。それが理由だとしても、ジャーナリズムやジャーナリストを育ててこなかった日本の教育の問題点にも疑問が浮かぶ。

『ドイツから学ぶものはあるか』という質問に対しては彼は“地域、共同体の繋がりの強さや関わり方“を挙げられた。

その回答には私も同様のことを思っている。ライプツィヒでもベルリンでもそのような横の繋がりをよく感じる。縦の関係は時に対等であるべき討論を難しくする。上の人が常に正しいなんてことは無いからこそ、何かを決めるときには縦の関係をできるだけ排除して考えるべきだし、上の人も下の人の意見に耳を傾けるべきである。そしてもちろん下の人も上の人の意見には批判的に考えるべきである。そういう上限関係を抜きにしてこそ、地域や市民の運動はより優れたものとなっていくのではないかと思う。

※この企画当初からこの映画監督の小熊氏とはライプツィヒにきてもらうため何度かメールをさせて頂いた。その柔らかい対応と、実際に見るエネルギッシュな姿から学ぶことはたくさんあった。翌日に日本に帰るという強行スケジュールにも関わらずSkypeで対応してくれたこと、この場を借りて感謝の気持ちと敬意を述べたい。

二日目、プログラムはご飯の会に映画に音楽。

当日は日本の家で毎週土曜日に開かれる『ご飯の会』があった。『ご飯の会』は誰もがお客さんであるが手伝いたい人は下ごしらえから参加できるので言い換えれば手伝える炊き出しである。この会はライプツィヒではけっこう知られていて多くのお客さんを集める。ご飯に対して払う料金は自分で決めれるのでお客さんはお金のない学生、ホームレス、アナーキスト、ヒッピーのたまり場にもなっている。(もちろんジャンルに入らない人も多い)  今回は日本の家に来る常連さんが中心の国際色豊かなバンドによるジャムセッションあった。そのためもあって会場は大入り状態で準備した食べ物はみんなの胃の中に消えていった。(日本の家の活動についてはHPを見て欲しい→http://djh-leipzig.de/ja) 

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ご飯の会の料理は基本的にベジタリアン 野菜は財布にも健康にも良い

この日唯一の上映作品、〈太陽が落ちた日〉。原爆と原発、原爆の記憶や経験を持っている人が今の社会をどう見るのか。映画が終わったときには会場からは大きな拍手に包まれた。いいチョイスをした、日本について知らなかったし勉強にもなった。そんな言葉を数多く聞けた。これは是非多くの人に見てもらいたい。

映画のもたらした静かな会場雰囲気の中、音楽が始まった。目で見る芸術とはまた違う表現方法である。だからこそ音楽の感想を事細かに書くことはできないが、会場の雰囲気にあったいい時間であった。

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アンコールが響く中、Protestival in Leipzigは幕を閉じた。

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会場の雰囲気は最高に緩やかだった

次へ向けて

イベントのテーマは反原発で、この問題に対して『反対!』と叫ぶ事は大事だ。しかしそれよりも、未来に対して楽しい明るいイメージを持つことは重要でこういう場を持って、自分の考えを持つべきである。その意味では今回の活動が文化活動と結びついたことは何より嬉しい。なぜなら文化こそが、国や言葉を超えるものになり得るからである。グリンピースエネルギーが述べていたよう、この問題はどんどん複雑化し規模が大きくなっているのだ。それはもはや一つの国のテーマにすべきものではない。一つの社会で起きたこと、起きていることを通しそれぞれがこのテーマについて何か話をし記憶に留めてくれていれば幸いである。

私が今回思ったことは社会活動の難しさはもちろん重要性と素晴らしさである。(Wikipediaによると社会活動の定義は、社会の為に貢献するもの) こういう一つの活動が繋がりを生む。たくさんの感謝や嬉しい気持ちが自分を動かしまた誰かを動かす。それが街や人を活動させることの一歩であろう。

このことも含め私は多くのことを学んだ。だからこそこれからも小さくても何か繋がりを生める様な活動を続けていきたいと思う。

 

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Nuclear energy is for future???
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当日のライブペインティングの作品

今回ペインティングしてくれたアーティストのFacebookファンページ→ https://www.facebook.com/andecian?pnref=story

そして日本の家のご飯の会の特別ムービー!

 

 

上映作品の予告編集

・カリーナの林檎→https://www.youtube.com/watch?v=KypJEW7YBtg

・首相官邸の前で→https://www.youtube.com/watch?v=EFjsarBPAZ8

・太陽が落ちた日→https://www.youtube.com/watch?v=SXuGWRtio1g

世界から原発をなくそう! かざぐるまデモ2016

今年で福島の事故から5年、チェルノブイリの事故からは30年という節目の年を迎えました。計画的に脱原発への道を歩みつつあるドイツの首都ベルリンで、去る3月19日希望の象徴であるかざぐるまを手に、事故の続く隣国の原発への不安についても訴え、”世界から原発をなくそう!” ”核エネルギーよりグリーンエネルギーを!”とベルリンの中心地で声をあげました。

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集合場所のポツダマープラッツ
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ベルリン滞在中の慶応大学の教授、小熊英二さん。前日はベルリンで監督のトークセッション付き「首相官邸の前で」の上映会がありました
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自作の川柳プラカードを手にするレイバーネットのメンバーらと、かざぐるまを配る姿が好評だったライプツィヒ大学東アジア学科の元教授小林敏明さん
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急な申し出にも関わらず快くトラックのOrdnerを引き受けてくれた参加者の2人

 

THE NUCLEAR WEDDING from Frank Döllinger on Vimeo.

おなじみMad World Dance の風刺劇”Nuclear Wedding”

 

昨年のかざぐるまデモで木内みどりさんからいただいた、経産省前テントひろばとおそろいの”福島を忘れるな”の横断幕を前に演説が始まりました。

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Aktion Tschernobyl-Kinder e.V. からイリーナさん。Irina Gruschewaja, Stiftungsgründerin „Kinder von Tschernobyl“
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SNBを代表して梶川ゆうさん

開始前にかざぐるまを配り、3月11日から4月26日にかけて開催中の Protestival 2016のパンフレットを紹介していたところ、旅行中の十代の若者の集団がかざぐるまを手に取り最終地点まで一緒にデモ行進するなど飛び入り参加が多数ありました。

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グリーンピースのソーラードラムス隊の元気な演奏に合わせてデモ行進がスタート。Sorar Drums von Greenpeace.
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青空が広がり、春の陽気に恵まれて、ピーク時にはおよそ700の黄色い風車がくるくるとよく回った
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集合のポツダマープラッツからフリードリヒストラッセを通り終点のブランデンブルク門へ向かう
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ドイツのデモは大きな道路を閉鎖して気持ちよく行進する
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先頭には警察車両が2台、警察官の皆さんも終始リラックスムードで私たちと一緒に歩きます。Danke!

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ベルリン在住のミュージシャンたち。上)Manami Nagahariさん、 下)Sub Human BrosYukata Sakamotoさん
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Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg の理事マーティン・ドナートさんは廃棄/解体/核廃棄物委員会について。 Martin Donath, Vorstand Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg zu Endlagerung/Rückbau/Atommüll-Kommission
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元原発技術者であるイギリス人のピーター・スミスさんからヒンクリーポイントについて。Peter Smith, ehemaliger Atomingenieur von Hinkely Point
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IPPNWから低放射線の影響について。Jonathan Lauryn, IPPNW zu Auswirkungen der Niedrigstrahlung
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Regina Schulze von Anti Atom Berlin zu Atomkraft
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最後まであたたかい日差しに恵まれたブランデンブルク門前

福島の事故は5年を経てもなお収束の兆しが見えていません。事故から30年を迎えたチェルノブイリ原発では、新たなシェルターで今からなんと100年もの間、事故を起こした4号機を石棺ごと封じ込めようとしています。

脱原発を望む市民の声を無視し、原発の再稼働に邁進する日本の現政権の狂気に対して、声を上げ続けることに疲れてしまうこともあるでしょう。しかし、例え小さくとも声をあげ続けることであなたの元にも仲間が集い、たちまち連帯の輪が広がるはずです。

みんなの声を合わせて、”世界から原発をなくそう!”

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報道 :

Abendschau / rbb Rundfunk Berlin-Brandenburg http://www.rbb-online.de/abendschau/archiv/20160319_1930/nachrichten_eins.html

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Foto :

※Sayonara Nukes Berlinでは、プロの写真家の方などからイベント時の写真を提供していただいています。お写真を二次使用される際には、かならずキャプションにそれぞれの撮影者の名前をおつけください。

Tsukasa Yajima

Uwe Hiksch

Marco Gerhardt

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Blog :

明日うらしま ベルリン脱原発かざぐるまデモ写真報告:Bilderbericht von KAZAGURUMA-Demo in Berlin 19.3.2016

レイバーネット 川柳プラカードが大人気!~ベルリンで「脱原発かざぐるまデモ」

ちきゅう座

ますだいっこうのあと@ベルリン  反原発かざぐるまデモ/『Uni*Form』

 

 

『首相官邸の前で “Tell the Prime Minister”』

3月18 (金) AUSLAND にて、小熊英二監督のドキュメンタリー映画『首相官邸の前で “Tell the Prime Minister”』の上映会を行いました。

はじめに、この日の60名を越える来場者の皆さんに、心からの感謝を申し上げます。

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映画の内容についてはネタバレの恐れがあるので言及は避けたいと思いますが、まずこの映画を鑑賞した後、監督である小熊英二さんによるアフタートークの時間が設けられました。これがまた、皆さんとても活発に質問されていて、挙手が絶えない時間となりました。 続きを読む 『首相官邸の前で “Tell the Prime Minister”』

公開討論: 破局後五年目のフクシマと今後

3月11日ベルリンはノイケルンのWerkstatt der Kulturenでさまざまな分野の芸術家たちによる「Fukushima the Aftermath(フクシマ、その余波)」という記念の催し物があり、この日は午後三時ごろから夜遅くまで多くの人が会場を入れ代わり立ち代わり訪れました。この公開討論はその催し物の一環として行われたものですが、企画およびそのオーガナイズにはわれわれSayonara Nukes Berlin(以後SNB)のメンバー梶川ゆうさんが精力的にアンガジェしてくれました。 続きを読む 公開討論: 破局後五年目のフクシマと今後

Protestival 2016 Nuclear, Democracy and Beyond

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期間:2016年3月11(金) – 2016年4月26日(日)

今年2016年、福島原発事故は5周年、チェルノブイリ原発事故は30周年を迎えます。

Sayonara Nukes Berlin は、この二つの事故日である3月11日から4月26日までの7週間の間、「核エネルギーと民主主義」というテーマをめぐる各種のイベント -Protestival-を行なうことにしました。

福島とチェルノブイリの原発事故は決して過去の出来事ではなく、いつどこでまた同じような過酷事故が発生してもおかしくありません。私たちは、この二つの節目を機会に、あらためて核エネルギーの危険、世界中で核技術をめぐり日常で行なわれている差別、人権蹂躙の構造をもう一度思い起こし、市民に訴えていきたいと思います。

私たちが住んでいるドイツでは脱原発が決定しているとはいえ、いまだに8基の原子炉が稼動しています。世界中の原子炉が全基停止するまでは、地球上の放射性廃棄物は増える一方で、その処分方法がいまだに解決されていないばかりではなく、何十万年、百万年という信じられない時間の単位であらゆる生命を脅かし続けるのです。フクシマは日本だけの問題ではありません。チェルノブイリはウクライナの問題だけではありません。これは、すべて地球に生きる私たち一人一人の問題であり、脅威です。そのことを一緒に考えていくために、私たちはProtestivalを企画しました。一つ一つの催し物を通して、私たちはどのように生きたいか、どのような地球を子どもたちに遺したいか、そしてそれを実現するためにどのように社会参加が可能なのか、もう一度考える機会をもちたいと思います。

アート、音楽、パフォーマンス&パネルディスカッション、映画上映、写真展、そして毎年恒例のかざぐるまデモなど。

ぜひご参加ください。

詳細はこちら>> www.protestival.de

 

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