「ドイツの取り組み」カテゴリーアーカイブ

電力供給の市民表決 Volksentscheid

volksentscheid2この日曜日に、ベルリンでは電力供給を電力会社から市民組織に移行させるか否かの選挙がありました。この選挙が成功すれば、今まで電力会社が牛耳っていた電力に関するすべてのプロセス(発電方法から組織としての管理まで)を市民が参加して決められる上に、100%再生可能なエネルギーをフェアに配分できるということで、私も非常に期待していました。
しかし・・・残念ながら選挙は失敗してしまい、ベルリン独自のエコなエネルギーの夢は消えてしまいました。それでも、今回の選挙から学ぶこと、得られたことはたくさんあると思うので、今回はそれについて書いてみたいと思います。

まず、こういう政治参加の形態があるということ自体、私はすごいと思いました。
今回のような選挙のことをドイツ語ではVolksentscheidといい、日本語だと住民(国民)表決、レファレンダムなどというようですが、ピッタリ来る日本語訳が思い浮かびません。そもそも、こういう形の政治参加は日本にはない、少なくとも一般市民の日常生活のなかで起こるイベントとしては稀なのではないかと思います。今回の選挙はベルリン市だけで行われたものなので、便宜上ここでは市民表決という言葉を使います。 続きを読む 電力供給の市民表決 Volksentscheid

2.6.2013 “Sayonara Nukes Berlin” beim 18. Umweltfestival

今年のベルリンは、6月に入ってもなかなか安定した陽気を迎えられず、環境フェスティバルが開催される日曜は朝から注意報が出る程の悪天候に見舞われた。そんな中、私たちは雨にもめげず雨除け対策万全とインフォスタンドの設営に励んだ。

スタンドは賑やかに彩られ。

Umweltfestivalは、例年ベルリンで開催される大規模な環境フェスティバルである。市内のみならず、ドイツ各地より、日頃から環境問題に関心を持つ様々な来場者が訪れる。フェスティバルと並行して行われる自転車デモにも、老若男女たくさんの参加者があったという。

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チェルノブイリの深刻な影響は続く。27年の歳月を経てもドイツ国内で販売されるブルーベリージャムはセシウム高濃度。驚く来場者。

私たちのインフォスタンドは、天候不良や初参加にもかかわらず多くの人々に立ち寄っていただき、実りのある活動をする事ができた。深刻化する一方の日本の放射線被害の現状のみならず、ドイツをはじめヨーロッパ諸国が未だに抱え続けるチェルノブイリ被害の一部を報告すると共に、ベルリン在住のアーティストらの協力によって実現した脱原発グッズの販売、女の会と有志の協力により日本の脱原発に向けたさようなら原発集会の署名331筆を集める事ができた。これには自転車でフェスティバルを訪れていたシュトレーベレ連邦議員や、旅先にもかかわらず日本からの旅行者たちの快い署名もあった。また、Manami N.氏の協力により、先日の敗訴の知らせを受けメンバーも衝撃を隠せなかった”ふくしま集団疎開裁判”への応援メッセージを、快諾する来場者から撮影する事ができた。 続きを読む 2.6.2013 “Sayonara Nukes Berlin” beim 18. Umweltfestival